ゴミ拾い事前オンラインヒグマ学習。
今年も素敵なゲスト(坂田様、伊集院様)より有意義で貴重なお話をお伺いできました。ありがとうございます
ヒグマ対策をされるお二方のお話での共通キーワードは、やはりヒグマとの「距離」。人とヒグマは適切な距離を保つことが大切で、その為にはヒグマがヒトに近づく原因をつくらないこと。ということでした。ですので、ゴミ(エサ)を取り除くゴミ拾いはやはり重要なヒグマ対策ですね♪
坂田様より、昨年と今年のヒグマ出没状況や件数、出没件数と生息数は異なること、警戒心の乏しい個体により出没件数が増えること、さっぽろヒグマ基本計画2023や重点エリアのお話、有害駆除の判断など、今札幌のヒグマ状況がどうなっており、札幌市さんはどのような対策をしているのか、私たちは何を求められているのか、とてもわかりやすくご説明頂きました。札幌市さんのベアスマートは、棲み分けの実現。そして市民の私たちが当事者意識を持ち、自分に何ができるのかを考えることが大切とのことでした。本当にその通りだと思います。
伊集院様は、ヒグマとゴミ問題のお話をしてくださり、人付け
(人慣れ)と餌付け(food conditioning)は異なり、餌付けの方がとても危険であると、沢山のゴミ問題の事例と共に説明してくださいました。人とヒグマは適切な距離がこわれる原因も、やはり餌付け(意図的、非意図的)やヒグマの居心地のよい環境をつくってしまう、人慣れとのことでした。どんなに専門家がヒグマ対策をしても、市民がヒグマが餌付く原因をつくってしまったら、軋轢は軽減しません。知床財団様のベアスマートは、事故を未然に防ぐこと、とれんべあ(ヒグマがあける事のできないゴミ箱)の設置や、電気柵が普及するお手伝い、そしてより多くの市民がヒグマへの正しい行動がとれうように啓発活動をしている。とのことでした。
市民の私たちができることは、まだまだあります。
まだあるということは、未来は明るいです。是非、人とヒグマの適切な距離が保てる環境を共につくりをしましょう。
今年も坂田様、伊集院様、エサごみの事前学習にご協力をいただきまして、ありがとうございました。
それでは、9月8日クマの日、エサごみゼロ(ゴミ拾い)
)に参加予定の皆様!素敵な未来にむけて一緒にゴミ拾いを
頑張りましょう
よろしくお願いいたします。