今年最後のヒグマクラスのため、栗山町に行ってきました!
30名を予定していましたが、インフルエンザに負け、少人数でしたが、その分一人一人とゆっくりお話しができました。
今回は、初の小学校3年生~中学校3年生まで合同クラス。
中学生は、さすがに洞察力も提案もキレキレです。
こんなご意見がありました。
● ヒグマへの餌付けになるから、ポイ捨ては危険!
「ゴミを食べると中毒性があり、繰り返す」
● 大人の間違った認識、例えば死んだふりとかも、学びなおしの必要がある
●「かわいい」というペットのようなイメージは危険。線引き必要。
●山でヒグマの餌となるものを人間がとりすぎないようにすべき
●不法投棄、エサ遣りは、罰則にすべき
●snsで専門家が正しい知識をどんどん発信すべき
まさに、餌付け行為がきっかけで、ヒグマにスイッチが入り人里に近づいてくる、どんどん距離が近くなるのは、この「中毒」という言葉が当てはまるかなと思いました。危険とわかっていても、自分で抑えることができなくなるぐらい、高い欲求になってしまう。怖い事ですね。「可愛い」という表現についても、とてもすばらしい観点です。確かにヒグマはもふもふしていて、かわいいキャラクターになりがちですが、犬と人間が家族のようになるのと、野生動物は別なので、そこは餌やりをすることで、なつくという考えにならないように、要注意だと思います。
人とヒグマが共に生きていくためのキーワードは、「距離」です。共に生きるには「適切な距離」が必須であり、逆にこの「距離」が近くなると事故リスクが高くなります。私たちにできることは、「距離」を保つこと、近くならないようにすることです。
餌付けは、一気にヒグマと人の距離を縮めますので、絶対になくさなくては、いけませんね。
今回参加の生徒さんたちは、そこをしっかり理解していました。
すばらしい!この子達からまた、違う子供たちに正しく伝わりますよ~に~♪
※道新さんが取材に来てくださいました。ありがとうございます。ただ、実際にクラスで伝えたものと少しだけ、ずれてしまうのだと、伝えることの難しさを感じました
防除と攻撃って印象も行為の意味も異なりますよね
ヒグマが防除する=攻撃 ということです^^
栗山町の皆様、教育委員会の皆様、ご協力ありがとうございました!来年はクラフトワークショップも参加します!